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今回の記事では糖尿病の症状について解説します。
症状を知ることができれば、糖尿病に迅速に対応することができます。
原則として糖尿病は無自覚に進行する
糖尿病とは、血液中の血糖が慢性的に多い状態となり、血糖値が高くなる病気のことです。
多くの原因により進行しますが、根本的なところでは体内の活性酸素の増加に原因があります。
しかし、糖尿病は加齢や生活習慣とともに進行する側面もあるため、必ずしも常に自覚症状があるわけではありません。
特に、初期の糖尿病のうちは進行しても症状としてみられないことが多く、気づくことが難しくなっています。
私たちは生きる以上、糖分は摂取していかなければなりません。
そのため、糖分が血管の内側に入り込むこと自体は避けられないのが実状です。
糖尿病の症状
ここまでは、糖尿病には自覚症状がほとんどないことを紹介しました。
しかし、糖尿病を長く患っていると徐々に自覚症状として様々な症状が表れることが多くなっています。
以下では糖尿病の具体的な症状について解説します。
糖尿病には以下の症状があります。
- 尿の量が多くなる(多尿)
- 喉が渇いて、水分をたくさん飲む(口渇、多飲)
- 体重が減る
- 疲れやすくなる
血糖値が高くなると、体は糖を水分と一緒に尿から排出させて、正常な血糖値の戻そうと働くので、尿の量が多くなります。
これが多尿です。
すると、体内の水分量が減るため、喉が渇き水分を多く摂りたくなります。
これが口渇、多飲です。
また、糖分が細胞に吸収されず、尿と一緒に出されてしまうので、必要なエネルギーを摂取できず、体重減少につながります。
エネルギー不足と体重減少により疲れを感じやすくなります。
糖尿病の合併症
血糖値が高い状態が長く続くと、合併症が起こる可能性が高くなります。
以下では糖尿病の合併症とその症状について解説します。
糖尿病には以下の合併症があります。
細小血管症:細い血管に見られる合併症です。
「3大合併症」と呼ばれます。
- 糖尿病性網膜症
網膜の細い血管が障害され、目のかすみや視力低下などがあらわれ、重症化すると失明することもあります。 - 糖尿病性腎症
糖尿病により腎臓の働きが悪くなると、血圧が上がり、尿タンパク出て、体がむくむなどの症状があらわれます。さらにん進行すると、腎不全や尿毒症など生命に関わる重篤な症状を引き起こし、腎不全になると血液透析を受ける必要があります。 - 糖尿病性神経障害
神経が障害され、手足のしびれ、ほてり、痛みなどがあらわれます。足の感覚が麻痺することで、傷ができたことに気づかず放置してしまうと、潰瘍や壊疽から切断することになる危険性もあります。
大血管症:大きな血管の病気である動脈硬化により起こる合併症です。脳卒中や心筋梗塞、足の壊疽などがあります。
このように、糖尿病は一般的に自覚症状がなく進行していきます。そのため、定期的に医師の診察を受けることで、自身の糖尿病の状態を知る必要があります。多尿、口渇、体重減少などの自覚症状があらわれた時には合併症も進行している可能性が高いので、そのような症状を感じた場合は、すぐに医師の診察を受けましょう。また、日頃から水素治療を受けて、体内で活性酸素が増えるのを防ぐことも効果的です。