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24時間以内に消えてしまう!重大な病と自覚しにくい一過性脳虚血発作の症状
一過性脳虚血発作はごく短時間の脳梗塞ということができます。症状が24時間で消えてしまうものではありますが、体の中では一時的にとはいえ脳に酸素や栄養を送る血管が詰まっているのです。このため一過性脳虚血発作は脳梗塞の前触れともいえる恐ろしい病気です。
今回は、一過性脳虚血発作の症状についてみていきましょう。
紹介する症状が24時間以内に消えてしまった場合、あなたは一過性脳虚血発作を疑わなければなりません。
詰まる血管の位置が症状を決める
一過性脳虚血発作においては、詰まる血管の位置により様々な症状が起こります。
それは脳が非常に複雑な器官であって、場所によって司る人体の機能が大きく異なるためです。
つまり視覚を司っている部位の血管が詰まると目が見えなくなります。
また手足をコントロールしている部位の血管が詰まると手足を動かせなくなります。
このように、血管が詰まる場所によって症状が様々ではありますが、代表的なものは以下の通りです。
血管が詰まることで起きる症状
- 手足の痺れ
- 顔面の痺れ
- 手足を動かせなくなる
- ろれつが回らなくなる
- 片目が見えなくなる
これらは脳梗塞の症状と同じです。
ただし短い場合は5分程度で症状がおさまることもあります。長くても一過性脳虚血発作の場合、症状は24時間以内におさまるのです。
症状が短時間でおさまるからこそ注意!
一過性脳虚血発作は症状の起こる時間が短いからこそ注意が必要です。
例えば普段から忙しくしている人の場合、脳の血管が詰まって片手に痺れが起きているにもかかわらず、「忙しかったから疲れているんだな…今日は早く寝よう」と寝るだけで済ませてしまうのです。
脳の血管が詰まっているにもかかわらず、です。本来であれば、脳の血管が詰まった時点で脳卒中専門の検査ができる病院へ救急車で向かうべきです。
このような誤った対処をしないためには、あらかじめ一過性脳虚血発作について正しい知識を持っておくべきです。
それが命の危険を回避するのです。
まとめ
一過性脳虚血発作の症状は脳梗塞のものと同じですが、長い場合であっても24時間以内におさまるところに大きな特徴があります。短い場合は5分程度で症状がおさまることすらあります。
一過性脳虚血発作の症状は脳梗塞のものと同じですが、長い場合であっても24時間以内におさまるところに大きな特徴があります。短い場合は5分程度で症状がおさまることすらあります。
そのため、一過性脳虚血発作はその重大性が見過ごされがちです。正しい知識を得て、一過性脳虚血発作による症状が起きた時点で脳梗塞専門の病院に駆け込むことができるように注意しておきましょう。特に動脈硬化が進んでる人は注意が必要です。